映画『バトル・ロワイアル』スクリーンを越える映画がここにはある
こんにちは。オガサワラです。
突然ですが、多感な年頃に観た映画というのは特別な思い入れがあるものですよね。
僕にとって映画『バトル・ロワイアル』は、そんな思い入れのある映画です。
そして『バトル・ロワイアル』は僕に映画を越えて忘れられない体験をプレゼントしてくれました。
『バトル・ロワイアル』といえば、深作 欣二監督の遺作ですが、監督が試写会か何かのインタビューで中学生に観て欲しいという趣旨の発言をされていたのを覚えています。なんて発言していたか正確には覚えていないのですが
この言葉にどんな意味があるのかというと、『バトル・ロワイアル』は当時はまだ珍しかったR-15指定の映画だったんですね。で、監督はとにかく対象年齢より下の世代に対して、この作品を観てくれと強いメッセージを発信した訳です。
で、当時まだ中学生だった僕は、まんまとそのメッセージに感化され、ドキドキしながら映画館で『バトルロワイヤル』をみました。
1人のクリエイターのメッセージが1人の少年に届き、大人に隠れてやべえ映画をみにいくという体験をさせた訳です。
そんなもんだから映画の冒頭でのR指定を真っ二つにする演出には鳥肌が立ったし、内容はトラウマになりそうなくらい鮮烈に脳裏に焼き付きました。
僕にとって『バトル・ロワイアル』はスクリーンを越えたんです。
つまりは『バトル・ロワイアル』こそがスクリーンを越えた稀有な映画であるなんてことが言いたい訳ではなく、今こうしている間にも時代にとって、または誰かにとってスクリーンを越える映画はここにある訳です。
若い世代がやべえと感じる体験をリアルタイムで肌で感じることができないのは寂しいものがありますが、話題のコンテンツや過去に社会現象になった作品などで時代的考証をするのは趣があります。
何が言いたいのかというと、映画『バトル・ロワイアル』がAmazonプライムビデオでみれるので、
ぜひ、みてねー!!
『バトル・ロワイアル』と2000年代
映画『バトル・ロワイアル』が公開された2000年代というのは娯楽作品が青少年に与える影響について、こと15歳以下への影響に過敏でした。
『バトル・ロワイアル』が公開される3年前の1997年に14歳の中学生による連続殺傷事件『神戸連続児童殺傷事件』が起こっているのですね。で、映画『バトル・ロワイアル』も内容が内容ですからどれだけ騒がれたかは想像に難しくないと思います。
なもんですから 映倫(映画倫理機構)にR-15指定されたことに対して露骨に反骨精神を露にした深作 欣二監督の姿勢がとてもかっこよく映ったものですが、今となって考えてみるとR指定は意義ある取り決めだと思います。
けれど、同時に表現の自由を主張する側の人間もたくさんいた方がいいと考えています。
何事も対立意見がぶつかり合うことで健全性が保たれますからね。
とはいえ、実際はR指定がインフラされてから過激な作品の数自体は増えている気がします。
まあ考えようによっては全年齢対象作品を作るくらいならR指定を想定して製作した方がやりやすいでしょうしね。
何が正しいのかなんて曖昧で分からないですし、どこまでいってもままならないのが世の常ってやつですかね。
『バトル・ロワイアル』と続編
前述した通り『バトル・ロワイアル』といえば、深作 欣二監督の遺作なわけですが『バトル・ロワイアル』には続編がありますよね。
深作 欣二監督の息子さん、深作 健太監督が後を継いでメガホンをとったのが『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌』です。
あくまでも私的な意見ですが『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌』つまらないわけではないですが別に続きはいらないんじゃないかと。
ちなみに『バトル・ロワイアル』漫画版とか小説版もありますが、そっちは好きです。
まとめ Amazonプライムビデオと昔好きだった映画
という訳で今回は映画『バトル・ロワイアル』についてつらつらと書いてみました。
Amazonプライムビデオで観る映画とか探していると昔の好きだった映画が見つかったりしてテンションがあがることがあります。
テンションあがるだけで視聴しようって気持ちには中々なれなかったりするんですけどね。
『バトル・ロワイアル』もそんな感じでAmazonプライムビデオでみれるんだーと思って、この記事を書きました。
あと、『ファイト・クラブ』を発見した時もテンションあがりました。好きなんですよねー『ファイト・クラブ』!! まあテンションがあがっただけで視聴はしていないんですけどね。