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『横浜駅SF』がコミカライズされていたので1巻を読んでみた

こんばんは。オガサワラです。


少し前に話題になった小説のコミカライズ版『横浜駅SF』を1巻だけ読んでみましたので感想とか書きます。


ちなみに原作の方は、話題になっていた時に読んでみたいなーと思いつつそのまま機会を逃していた作品だったので、コミカライズされてるならちょうどいいと飛び付いた次第。


横浜駅が増殖するって設定も面白いですが、超管理社会のディストピアを駅とSuicaという身近な小道具を使うことで分かりやすく表現しているところが素晴らしい。(関西圏だとICOCAですが後に登場するようです)


1巻だけ読んだ感想なので、まだよく分からない部分もたくさんありますが、絵もすっきりしていて読みやすいですね。

ここからは多少ネタバレや私的な見解も含まれますので、ご注意ください。


1巻までの感想と考察

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【出典:横浜駅SF】

《横浜駅が増殖》と聞いてもピンときませんが、テクノロジーが進んだ世界なら建造物がまるで細胞分裂するように自動生成することも不可能ではないのかも知れません。


それもコントロールできている内は夢のような技術ですが暴走してしまうと恐ろしいですよね。


1巻を読んだ限りでは、どうやら駅構内で暮らす人々と駅の外で暮らす人々には格差があり、基本的には駅の中で経済的にやっていけなくなった人々が駅中を追われて駅の外で暮らすようになり子を作り独自のコミュニティを築いている様でした。


さらに駅の外で暮らす人々にも駅を追われて暮らす人々以外にも横浜駅の増殖を阻止しようとしている勢力もあるみたいで中々に複雑な世界観です。


パッとみテクノロジーの暴走が今の事態を招いているようにもみえますが、もしかすると、何かの意識が働いている可能性もありそうです。横浜駅は実は兵器とか。


とはいえ、人為的なものなのかは、1巻を読んだ限りでは不明。


テクノロジーの暴走にみせかけて人工知能がなんちゃらみたいな感じが話としては王道かとは思うのですが、そこは予想を裏切ってほしくもあります。


原作を読んだら話は早いのですが、先ずはいったん漫画で読んでみたいと思います。


ここまで読んで興味が湧いた方は、ぜひぜひ、ご一読くださいませ。

まとめ

横浜駅が増殖するなんて話、良く思い付くなー、と純粋に思います。


SFってやっぱり世界観の設定が大事ですよね。


とはいえ、ただの設定勝ちという訳ではなく、そこにしっかりした物語があるからこそ、小説として成り立つ訳ではありますが。

ちなみに原作の『横浜駅SF』はWeb小説版をカクヨムで読むことができるのでリンクを貼っておきます。

kakuyomu.jp