loglog

『おもしろい!』が発見できる個人ブログを。アニメや漫画の話題が中心です。

Googleはお前のオカンでも神でもない

こんばんは。オガサワラです。

検索しても欲しい情報が見つからないからGoogleは無能という言葉をよく目にします。

アレやコレでGoogleがどこまで察してくれるものだと考えているのか…、Googleはお前のオカンかと。

流石に、アレやコレみたいな指示語のみで検索する人はいないとは思いますし、釣りですが、そこまでじゃなくても出来る限り明示的に検索エンジンに対して意図を伝える工夫は必要ではないでしょうか。

原因

ウェルクによる過剰なSEO対策は記憶にも新しいですが、記事のコンテンツ価値を高めるよりもSEO対策した方が検索上位に表示させるには手っ取り早いという問題が根本にはあります。

利益度外視で個人運営しているならまだしも企業であるならば利益は無視できない問題であり、費用対効果を鑑みてSEO対策に流れるのもまた必然ではあるのかも知れません。

この構造は、我々が普段から消費しているインターネットコンテンツを食べ物に例えると、顧客満足度よりも回転率を高めることに注力するファストフードや品質より手軽さを売りにしたインスタント食品が台頭していることに似ているのではないでしょうか。

何を食べるのかが人生に置いて大切であるように、インターネット上のどんなコンテンツを消費するかは、実はとても大切なように思えます。

にも関わらず我々はテーブルの上に料理が運ばれてくるのを待った上で、いざ運ばれてきたら思ってたんと違う、と。

で、Google無能の一言で片付けてしまう訳です。

検索エンジンは万能ではない

そして、これも根深い問題ですが我々は検索エンジンを過信しているのではないでしょうか。

考えてもみてください。中華屋さんで、野菜炒めとだけ頼んでもどんな野菜炒めが運ばれてくるのかなんて分からないですよね。

例えばあなたが魚介類が苦手だとします。なら注文の際、ここの野菜炒めに魚介類は入ってますか?と聞かなくてはいけません。

でなくては、いざ魚介類のたっぷり入ったサービス精神溢れる野菜炒めが万が一にも運ばれてこようものなら、その料理を目の前に、ため息ひとつ、この野菜炒めなんで魚介類入ってんだよおと文句をぶーたれ、こんな店には2度と来ねえと思う羽目になるからです。

もちろん、Googleも一企業ですから、利益のため我々の検索意図に応えることが重要なミッションではあるのですけれど、使う側のリテラシーは、やはり必要かとも思うのです。

SONYのiPhoneという言葉が話題になりました。

PCのことをなんでもしてくれる魔法の箱みたいに思ってる人も存在します。

彼らのリテラシーのなさを笑う我々もまたGoogleのエンジニアからすると検索エンジンは神じゃねえからと笑われているのかも知れません。

ともかく、万能は目指しても未だ万能ではないというのが実情であり完璧に検索意図を理解しノイズのない情報を提示してくれる筈だと考えるのが間違いです。

だったら現状、どのように検索すると、自身にとって純度の高い情報が得られるのか、または、どんなツールを組み合わせると、効率よく必要な情報を得られるのか、考えた方が生産的だと思います。

よっぽど気に入らないならGoogleを使わないという選択肢だってあるにはあるわけですし、まあ自分で工夫してみることも大事ではないでしょうか、なんて思った次第。

ちなみにHTTPというプロトコルの性質上、中央集権になるのはやむ無しではあるのでIPFSでの補完に期待します。

f:id:studio_one:20181212200542p:plain

そんな僕ははてなブログProを利用しているのですけれど。