そのゲーム惰性でやってない？漫画『ゲーマーズ！』でゲームってのは楽しいもんだと再認識する
こんばんは。オガサワラです。
漫画『ゲーマーズ』の1巻を読んだので感想とか書きます。
ざっくりあらすじと概要
【出典：ゲーマーズ！】
主人公はゲームが趣味の地味な高校生。で、その主人公が学内ヒエラルキー最上位のヒロインよりゲーム部にスカウトされる。
ゲーム友達が欲しかった主人公は、そんなこんなで、ゲーム部を見学することになるのだけれど、ゲーム部のゲームに対する向き合い方と自分のゲームに対する向き合い方が、どうも根本的に違うものであると感じ入部の誘いを丁重にお断りする。
その結果、学内ヒエラルキー最上位のヒロインがフラれたような格好になり、ヒロインは主人公に固執するようになる。
みたいな感じの流れです。
いわゆる『うる星やつら』スタイルの昔からある、女が男を追うパターンのラブコメなのですが、登場人物達のゲームに対する個々の向き合い方の描写が秀逸で、単なるラブコメで片付けられないような作品だと感じました。
具体的にはエンジョイ勢とガチ勢の確執を上手く物語上に取り込みラブコメに昇華させたとでも言いますか…、まあそんな感じのアレです。
ちなみに、主人公はエンジョイ勢サイドでガチ勢のことを否定する訳ではありませんが、１つのジャンル、1つのゲームを極めるというよりは、浅く広くプレイするスタイルのゲーマーです。
で、ゲーム部の面々は個々に特化したジャンルを持っており大会でも好成績を残すような猛者達。
とはいえ、ゲーム部も新入部員にゲームの技術を求めているわけでもないのですが、それでも主人公からすると、そのスタイルの違いに違和感を感じてしまったと…。
ゲーム好きの方からすると中々に深いテーマ性だと感じるのではないでしょうか。
そんなこんなで、ゲーム好きにおすすめしたい漫画です。もちろん、ゲームはそんなでもって人でもラブコメが好きなら楽しめると思えます。
ガチ勢とエンジョイ勢
【出典：ゲーマーズ！】
ゲームと一括りにいってもジャンルは様々で、ソシャゲにFPSやTPS、格ゲーやアクション、またはシューティングにRTSとかMOBA、様々なジャンルがありますが、ガチ勢とエンジョイ勢の確執というのは、ありがちですよね。
僕自身は、生粋のエンジョイ勢で、浅く広くいろんなジャンルのゲームをプレイします。いわゆる下手の横好きですね。
そういう意味では主人公の思想に近い訳ですが、まあそもそも世間一般的に考えてもガチ勢よりもエンジョイ勢の方が多数派なのは確かです。実際はガチ勢よりのエンジョイ勢なんかもいますし、その逆も然りで、必ずしも二分できるものではありませんが。
まあとにかく、プレイスタイルに差異はあってもゲーム好きにとってゲームは楽しいものでなくてはならない、そんな当たり前のことに気付かせてくれる作品です。
最近では無料でプレイできるゲームも多いですし、ソシャゲなんかだと惰性でやってるなんてパターンも結構あったりします。それだって悪い訳ではありませんが、充実したゲーム生活、引いては漫画やアニメに対しても同じで、消費の仕方というのは、大事なんだなあと思った次第です。
