【kindleインディーズ漫画】『ブス界へようこそ』がクソ熱いので読んでみて欲しい!
こんばんは。オガサワラです。
漫画『ブス界へようこそ』をKindleインディーズ漫画にて読んだので感想とか書きます。
ネタバレなど気にされる方はご注意下さい。
ちなみに2巻までkindleでは配信されています。
- 作者: 河野大樹
- 発売日: 2019/02/28
- メディア: Kindle版
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- 作者: 河野大樹
- 発売日: 2019/03/08
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あらすじと概要
【出典:ブス界へようこそ】
美人を食べれば食べるほど、綺麗になって生まれ変われる世界、ブス界。
で、本作の主人公は、そんなブス界で綺麗になって生まれ変わる為の戦いに身を投じることになった自身の容姿にコンプレックスを持つ女の子。
ざっくり説明するとブスのバトルロワイアルで勝ったやつが綺麗になって生まれ変われるみたいな感じ。
なんだかあらすじだけ書くと炎上しかねない際どいテーマを持った漫画の様にも思えますが、読んでみると、なんとも少年漫画的な雰囲気のある熱い作品で、ジャンル的には異能バトルですかね。
あと、バトル少年漫画的な演出だけでなく、作者が強い信念を持って描きあげたことが伝わってくるメッセージ性の強さが、かなり熱いと感じました。
Kindleをご利用の方なら無料で読めるので、ここまでの説明で気になった方は、是非とも読んでみて欲しいです。
で、以下はネタバレありの感想になります。
商業的ご都合主義に対するカウンターは商業的
昨今サブカルチャー作品の商業的ご都合主義に対するカウンター的な構造を持つ作品って割と出尽くした感があって、そういう作品こそ商業的なんじゃあないか、なんて転換期に入っている気が個人的にはしているのですが、『ブス界へようこそ』もいわゆる商業的ご都合主義に対するカウンター的な構造だと個人的には思えるのですよね。
具体的には、窮地に陥るも覚醒しスマートに圧勝するようなご都合主義的な展開を否定し、さらに主人公があくまでもブスのままで地べたを這いずり周り醜く戦う様、あえてブスのままってのも美男・美女を並べて人気を取りにいくような作品に対するアンチテーゼの様に感じます。
何よりも敵という問題を精神性から変えることで克服しようとする主人公に好感が持てました。
今後の展開にもよりますが、商業的ご都合主義に対するカウンターってあざとさをどうしても感じてしまうのですが、『ブス界へようこそ』は、仮にもインディーズという土俵で、メタ的ど直球なメッセージ性を持ってるからなのか、あざとさを感じません。なんていうか純粋に熱量の高い作品だと感じます。
にしてもこれがKindleインディーズ漫画というのが先ず驚きで(他のWeb媒体でも読めますが…)、いつか話題になるような漫画が登場するのではという期待はありましたが、早くも実現しそうです。
LINEインディーズ漫画や
マンガハックとか
ニコニコ静画 (マンガ)でも読めます。
『ブス界へようこそ』への最新情報は作者である河野大樹さんのTwitterアカウントがあるので、こちらをチェックするのが良いと思われます。
そんなこんなで3巻の配信を楽しみに待ちたいと思います。