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漫画『進撃の巨人』27巻の不安の煽り方がエグい【ネタバレ感想】

こんばんは。オガサワラです。

漫画『進撃の巨人』27巻を読みましたので感想とか書きます。ネタバレあるので気にされる方はご注意ください。

ざっくり27巻の流れ

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【出典:進撃の巨人 27巻】

27巻では、エレンの独断にて決行されたマーレー強襲までの経緯を回想を挟みながらエルディア国により拘束されたエレンを巡るエルディア国内部の混乱が描かれています。

読めないエレンの心、それに振り回される調査兵団の面々、エレンは本当に味方なのか、義勇軍とジークの思惑は…、と気になることだらけで、27巻も読んでいて不安になる素晴らしい巻でした。

今後の展開考察

今後の展開をシンプルに考えるなら、ヒストリアの子供が、情熱大陸(『進撃の巨人』の作者である諫山 創さんの回)で公開されたラストシーン(仮)に繋がるのかなという感じではありますが、そこは情熱大陸で仮のラストシーンを公開したところも踏まえてミスリードを狙っているのかもと勘繰ってしまいます。

27巻まで読んで、個人的に不可解に感じたのは、ジークとエレンにどの様な利害の一致があったのかという点。

ヒストリアの妊娠による自身の延命は恐らくジークのシナリオ通りなのかなあと思います。

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【出典:進撃の巨人 27巻】

マーレー側でもジークの企みを挫くために早々に動くべきであるとライナーが主張しています。

ここまではジークのシナリオ通りだったとしても、このシナリオを進めるには、エレンとヒストリアを説得する必要がありますし、利害の一致が必要ですよね。

エレンはヒストリアに少しでも長く生きて欲しいと願っていたし、ヒストリアもそれに同調する形になっただけとはちょっと考えられないので、他の理由を考えてみます。

先ずジークの目的は真のエルディア復権です。

これは地ならしの脅威を盾にエルディアが世界を支配することを意味しているのか…、でもそれならヒストリアに喰われるタイミングを計る必要があるのかと思えます。

ジークには時間が必要だったとなるとジークの脊髄液を使いエルディア人を強制的に無垢の巨人にして操る能力が関係しているのではないかと思います。以前は脊髄液をガス状にし散布することで1つの村を操り、元村人である無垢の巨人を使役しエレン達調査兵団を苦しめたわけですが、この能力はエルディア人にとっては時間を掛けて準備するほど恐ろしい能力で下手に毒を盛られるよりも恐ろしい。

そんなこんなで、ジークの考える真のエルディア復権については謎ですが、その方法としてジークの脊髄液が絡んでくるのでしょう。

まあそもそもエルディア国でエルディア人の平和を守ったところでマーレーで生活するエルディア解放とはまた別の問題にはなりますし、下手をしたらマーレーで生活するエルディア人は逆に苦しい状態に追い込まれてしまいそうですし…。ジークの考える真のエルディア復権が具体的に何を意味するのかが今後の展開のキーになるのかも知れません。

にしても27巻面白い。28巻が待ち遠しいです。

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【出典:進撃の巨人 27巻】

28巻の発売は2019年4月9日を予定されているとのことなので楽しみに待ちます。