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ストップモーションで送る人形劇『コララインとボタンの魔女』がダークファンタジーとして秀逸だった

こんにちは。オガサワラです。

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の鬼才、ヘンリー・セリック監督が手掛けたダークで幻想的なアニメーション映画『コララインとボタンの魔女』。

先日、視聴しましたので感想など。

ネタバレも多少ありますので気にされる方はご注意ください。

あらすじ - 感想

主人公のコララインは、引っ越してきたばかりの家で、封印された小さなドアを見つける。それは、驚くべき“もう1つの世界”への入り口だった―。扉の向こうでコララインを待っていたのは、心躍るサーカスやミュージカル、花が咲き誇る美しい庭、そして優しくて、コララインの願いを何でも叶えてくれる“別の”ママとパパだった。ただ一つ奇妙なのは、ママもパパも、目がボタン…。「こっちの世界の方が素敵!」楽しくて、夜ごとドアを開けるコラライン。しかし、ある日、本物の両親が消えてしまった。彼女が、すべてワナだと気付いた時、恐るべき冒険が始まる――。


引用:Wikipedia

と、物語はいわゆる童話的な感じで、そこそこ深くてそこそこ深読みもできるかなという具合。

うーんうーんと頭を捻って楽しむよりも『コララインとボタンの魔女』の持つ幻想的でダークな雰囲気を楽しむ作品という印象でした。

幻想的なストップモーションアニメ

『コララインとボタンの魔女』はストップモーションアニメの作品です。

ストップモーションアニメというのは、静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かしカメラで撮影し、動きを表現する手法。

日本語ではコマ撮りとも言います。

このストップモーションアニメ、古典的な手法であると同時にカルト的人気のある映画のジャンルです。

『コララインとボタンの魔女』のヘンリー・セリック監督のように現代で今なおストップモーションアニメを多用する作家が数多く存在します。

映像の特徴としてはCGにはない立体感とコマ撮り特有の動きが挙げられます。

予告編の動画を再生して頂けると、その辺りの幻想的な雰囲気が良く伝わると思いますので、ぜひ再生してみてください。

評価の高い吹き替え版

公開当初は3D映画としての性質上、字幕はなく吹き替え版のみだったそうです。

洋画ファンにはあまり好まれない吹き替え版ですが、この作品は吹き替え版の評価がなかなか高いのですよね。

キャストは、

コラライン・ジョーンズ(榮倉奈々)

メル・ジョーンズ(戸田恵子)

黒猫(劇団ひとり)

と有名タレントを起用しています。

パッと見、単なる話題性重視のキャストのように感じてしまいますが、視聴してみると各々、役にかなりハマっています。

榮倉奈々さん演じる主人公コラライン・ジョーンズは11歳のおてんば少女という感じがとても出ていました。

戸田恵子さんが演じるコララインのお母さんはサバサバしたバリキャリ的な雰囲気が声によく表現されていたし、

劇団ひとりさんが演じる黒猫(異世界では喋れる)は、声もキャラも渋くて良かった。

個人的にも吹き替え版、好感触です。

まとめ

というわけで今回は『コララインとボタンの魔女』の感想と紹介記事でした。

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の雰囲気が好きだという人にはおすすめの映画です。

気になった方はぜひご覧ください。