『龍の歯医者』が観ていて気持ちの良いアニメーションだった【感想記事】
こんばんは。オガサワラです。
先日、Amazonプライムビデオにてアニメ『龍の歯医者 - 前編・天狗虫編』のを観ましたので感想など。
『龍の歯医者』とは - 視聴の経緯
『龍の歯医者』、元々は『日本アニメ(ーター)見本市』というスタジオカラーとドワンゴの《映像制作の可能性を探るWEB配信アニメーションシリーズ》として公開されたのが最初です。
この時は10分に満たない短編アニメとして公開されました。
この短編アニメ『龍の歯医者』を元に前後編の長編アニメとしてNHK BSプレミアムで放送されることになったのが『龍の歯医者 - 前編・天狗虫編』『龍の歯医者 - 後編・殺戮虫編』です。
で、この度、Amazonプライムビデオでも『龍の歯医者 - 前編・天狗虫編』が視聴できるようになったので視聴してみました。
物語のあらすじ
短編バージョンでは主人公は設定上ただ少女というだけで本編で名乗ることはありませんがでしたが、長編化により主人公の名前が《岸井 野ノ子》と明かされ、さらに声優も清水 富美加さんが勤めることになりました。
物語のあらすじは、
彼の国には龍が棲んでいる──
神話によれば、古の人々との契約により、龍は人を助け、人は龍を助けるという…
舞台は “龍の国”。
主人公は、国の守護神 “龍”を虫歯菌から守る新米・歯医者の野ノ子。
隣国との戦争が激化する中、ある日彼女は、龍の歯の上で気絶した敵国の少年兵を見つける。
少年の名はベル。
大きな災いの前に龍が起こすと言われる不思議な現象で、巨大な歯の中から生き返ったものだった。
自らが置かれた状況に戸惑うベル。そして彼を励まし、彼を龍の歯医者として受け入れる野ノ子。
激しい戦いに巻き込まれながら、二人はやがて自らの運命を受け入れて行くことに…
かつてない壮大なスケールで描かれる
冒険ファンタジー!
引用:NHKアニメワールド 龍の歯医者
と壮大なファンタジー作品となっています。
作中の龍と人間は共生関係にあるというだけで、それ以上のことは深くは明かされません。(前編では)
何となく分かるのはどうやら龍は死や運命を司っている超越的な存在であるっぽい、ということくらい。
で、主人公らが自らの運命をいかにして受け入れていくのかというのが作品の大きなテーマのひとつになっているのでしょう。
それにしても龍の存在といい美味しい部分の謎は謎のまま展開させるあたりスタジオカラーっぽいです。
観ていて気持ちの良いアニメーション
まず、物語冒頭の進撃する艦隊軍の重量感に圧倒されました。
重たい船が海をいく
デカい龍が空をいく
とんでもなく大きな何かが動く、ただこれだけなんですが、観ていてとても気持ち良いです。
あとキャラクターのアクションがもう正に鶴巻監督という感じ。
こう上からシュっときて
グサッ
っとやるあたり、フリクリや新劇場版エヴァでよく見る感じのやつでテンションあがります。
歩く走る食べる、何気ない動作のひとつひとつがダイナミックなんですよね。
これが正に、アニメーションならではのデフォルメされた動きという感じで、みていて単純に気持ちが良いです。
まとめ
龍の上で生活する人々が住んでいる家、僕達とは違う世界を生きていないと出てこなそうな何気ない言動、『龍の歯医者』で描かれる世界は良い意味で生活感があります。
こういうディティールを持った作品は1コマだけ切り抜いてみても絵になるというか…、ただ眺めているだけでもワクワクさせられるものです。
この生活感があるからこそ物語中で描かれる僕達の世界とは全く異なる、まさに異世界の死生観に説得力が出てくるのでしょうね。
というわけで『龍の歯医者』おすすめなので、気になったという方はぜひご覧ください。
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