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無視されることにどこまで耐えられる?漫画『くにはちぶ』【漫画感想】

こんばんは。オガサワラです。

漫画『くにはちぶ』の1巻を読んだので感想とか書きます。ネタバレなど気にされる方はご注意下さい。

ざっくりあらすじと概要

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【出典:くにはちぶ】

強い心を持つ子供を育てるために国民みんなで、一人の子供を無視しようというサイコパスな政策、通称「くにはちぶ」が施行されている国の話。

で、その「くにはちぶ」の対象に選ばれたのが、本作の主人公で、家族や友達に恵まれて幸せな日常を過ごしていたのだけれど、ある日、唐突に平和な日常が破壊される、そんな流れです。

ゆるく感想

ある日、突然、国中から無視されることになる主人公ですが、素直で明るい性格の少女が精神的に追い込まれていく様は中々胸糞な展開です。胸糞展開が苦手な人は読むのが辛いかも。

あと、もちろん、ただただ胸糞展開が続くわけではなく、通称「くにはちぶ」という政策に何か裏がありそうな感じなので、そのあたりの伏線回収がどうなるのかが見所だと感じました。

個人的には主人公のリアクションがツボ。

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【出典:くにはちぶ】

なんていうか闇が深い。

あと、設定が穴だらけとか酷評されていたりはしますが、個人的には気にならないですね。

架空の政策をテーマにした漫画ってたくさんありますし、だいたいあり得ない設定ですので。

例えば『国民クイズ』や『羊の木』もポリティカル・フィクションとしては無理のある設定ですが、面白いですし。

漫画だと割り切って読むのが正解かなと。

とはいえ、少し人と喋れないくらいで、ここまで精神的に追い込まれんだろう…なんてことは1巻だけ読んで思いましたけど。

話は変わりますが、最近の漫画は矛盾が昔ほど許されないみたいな記事を目にしました。

ここまで情報化が進んだ社会では、余程マニアックな題材でもない限りはネットで簡単に情報収集できるしネット上でレビューする人は満足に情報収集できるくらいにはネットのリテラシーが高い人達でしょうから酷評が目立つのかも知れません。(生産的な意見であれば酷評も良いかとは思うんですけどね)

ネット上に漫画やアニメや映画の感想を垂れ流している身でいうのもなんですが、誰がなんといおうと面白そうだと思ったものは自分で読んで確かめてみて欲しいし、自分が面白いと思ったものがいくらネットで酷評されていても面白いと思った自分の気持ちを否定しないで欲しいです。

話は逸れましたが漫画『くにはちぶ』、興味が湧いた方はぜひぜひ読んでみてください。