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『月世界小説』みたいなメタくて面白い小説教えて

こんばんは。オガサワラです。


牧野修さんのSF小説『月世界小説』を 読みました。


月世界小説 (ハヤカワ文庫JA)

月世界小説 (ハヤカワ文庫JA)



今回は感想を書くんじゃなく、 少し趣向を変えはてなブログの読者の方々の 知見に授かろうかと記事を書きました。


単刀直入に言うとメタい小説のオススメ教えてってやつです。小説じゃなくてもオッケー です。映画やゲームとか。


てな訳で『月世界小説』のあらすじはAmazonさんから引用するとして、軽く感想から入ります。


あらすじはAmazonから引用

友人とゲイパレードを見に来ていた青年、菱屋修介は、晴天の空にアポカリプティック・サウンドが響くのを聞き、天使が舞い降りるのを見た。次の瞬間、世界は終わりを告げ、菱屋は惨劇のただなかに投げ出された。そして彼が逃げこんだ先は自分の妄想世界である月世界だった。多数の言語が無数の妄想宇宙を生み出してしまったこの宇宙を正しく統一しようとする神の策謀と、人間は言語の力を武器に長い戦いを続けていたのだ。



【出典:Amazon】

『月世界小説』様々考察がありますが、個人的には、SF作家の脳内を覗くことが出来る作品という印象なんですね。


そもそも作中作の『月世界小説』と我々の生活する世界で出版されている『月世界小説』は、まったくの別物である訳ですが、作家の妄想世界で、どの様に物語が生まれるのか、なんてのを考えさせられます。


まあフィクションや小説自体が作家の妄想を文章化したものであると言えるとは思うのですが『月世界小説』の構造がメタいのでより意識させられるんでしょう。


で、似た構造の小説を例に挙げるなら草野原々さんの『これは学園ラブコメです。』なんかも作家の妄想というのを如実に意識させられる作品。まあメタい。

これは学園ラブコメです。 (ガガガ文庫)

これは学園ラブコメです。 (ガガガ文庫)


似た構造といえば他にもたくさんあるんでしょうけれど、パッと思い浮かばない。


てな訳で本題。


なんか知ってる人はオススメして下さい。