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映画「レッドタートル ある島の物語」の物語を観てきたので感想とか書きます

こんにちは。オガサワラです。

先日、「レッドタートル ある島の物語」を観てきましたので感想を。

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「レッドタートル ある島の物語」とは

「フランスから来たスタジオジブリ最新作」と銘打っており。

オランダ出身のアニメーション作家、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが監督を務めたジブリ初の外国人監督の作品。シナリオや絵コンテを日本で完成させた後に、本格的な制作はフランスで行われており、ジブリと共同製作による作品ということになっています。

更に、全編台詞なしという実験的な構成。

映画視聴後

映画が楽しめたかどうか主観は置いておいて、ここまで実験的な作品を、この劇場公開規模でやるということに衝撃を受けました。

今、東宝映画と言えば「シン・ゴジラ」や「君の名は。」のメガヒットにより勢い付いており、「シン・ゴジラ」の庵野秀明さんや「君の名は。」の新海誠さんは、世界でも知らない人はいないというほどのビックネーム、ジブリの宮崎駿さんと比較されるほどの大成功を収めました。

ここにきて公開されたジブリ映画がこれまで国民的作品と称されていたようなエンターテイメント性を排してきたのですから・・・、このタイミングか! と驚いてしまったわけです。

考え深いのは、庵野秀明さんや新海誠さんは、これまで実験的な作品を作るクリエイターという世間的なイメージがありましたが、エンターテインメント性を獲得することにより「シン・ゴジラ」と「君の名は。」は、ここまでヒットしたと思うんです。

ここにきてジブリが逆をいく。

これは中々に考え深いです。

単に、日本のアニメ市場を世界規模にする道を拓くのはジブリである、と王者から挑戦者としてのジブリに戻っただけたのかも知れませんが・・・。

宮崎駿さんの直接的な影響下にある庵野秀明さんや新海誠さんの様な気鋭のアニメーターが結果を残すことで、国内のエンターテインメントを牽引しなくてはならないという枷が外れ、より自由にジブリが動ける土台が出来上がりつつあり、その狼煙がレッドタートルなのかも知れないなんて、視聴後にはそんな勝手気ままに妄想をして楽しむこともできました。


さて、映画本編の感想は? と申しますと・・・

あくまでも個人的な意見なのですが、30分から60分程度で良かったかなと、全編台詞なしは、流石に厳しい・・・。

とはいえフランスアニメに興味を持つキッカケも与えて貰えましたし…、ジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんからしたらしめしめという反応なのかもしれません。