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おっさんが主役の日常系漫画『1日外出録ハンチョウ』第2巻を読んで思うこと

こんばんは。オガサワラです。

『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ作品『中間管理録トネガワ』が好調のためか、スピンオフ作品の悪魔的続投として、投入されたのは帝愛地下労働施設のE班の班長である大槻を主役に備えた物語『1日外出録ハンチョウ』。

誰が喜ぶんだそんなものと思って読んでみると、これが中々面白いです。

『中間管理録トネガワ』は仕事あるあるネタで攻める感じの作品でしたが、『1日外出録ハンチョウ』の方はなんだかより日常系という面持ちで、個人的にはこちらの方が好みかも。

というわけで第2巻を読了しましたので、感想を。

おっさんが主役の日常系漫画とか誰得!?

1日外出録ハンチョウ 2巻
【出典:1日外出録ハンチョウ 2巻】

おっさんが主役の日常系漫画です、このように説明すると、ぜんぜん読む気にならないですが…、騙されたと思って読んでみてほしい、大槻班長の何気ない日常が、なんだかとても愛しいもののように思えてくるから不思議です。

1日を心の底から楽しもうとする執念

普段は帝愛地下労働施設(帝愛地下労働施設がどのようなものかは原作を参照)のE班の班長である大槻。

本作は、そんな大槻が1日外出券を使用して地下労働施設から抜け出し1日外出を淡々と楽しむ姿が描かれています。

与えられた猶予は24時間、それを過ぎたら地下での過酷な労働が待っているわけですから大槻がたった1日ばかりの日常を楽しもうとする執念は、それはもう相当なものなのです。

そんな1日を心の底から楽しもうとする彼の姿勢になんとなく、胸を打たれるというか、こういう心掛けは大切だよな~なんて気付かされます。

少年スイッチ
【出典:1日外出録ハンチョウ 2巻】

海にきて少年スイッチを押した大槻

大槻班長から学ぶ

この漫画を読んで大槻班長の1日を楽しもうとする姿勢に、これって僕達が日常を生きる上でとても大切なことなのではないだろうか…、なんて粛々と考えさせられてしまいました。

例えば、この大槻アイ。

大槻アイ
【出典:1日外出録ハンチョウ 2巻】

成人してからここまで多感に社会をみたことがあっただろうか…、これまでの自分を省みてもいかに無関心に日々を過ごしていたのだろうかとはっとさせられてしまいます。

原作の『賭博黙示録カイジ』でも名言集とか漫画で学ぶ的な本がたくさんありますが、まさかスピンオフ作品である『1日外出録ハンチョウ』でも学ばされるとは思ってもみませんでした。


というわけで俺得だった(まとめ)

というわけで結局はおっさんの日常系漫画、俺得な本でした。

毎日同じことの繰り返しで新鮮味に欠けると思った時に読みたい。

1日外出録ハンチョウ 2巻
【出典:1日外出録ハンチョウ 2巻】

自分のことを自分で決めろ、と。

最後まで読んで頂きありがとうございました。