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ねぇGoogle、100年後も人類は息してる? 技術的特異点の先に待つ世界ってどんなだろう

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こんばんは。オガサワラです。

技術的特異点は近い。

AIによるシンギュラリティが囁かれて始めてから久しいですが、もし意識をデジタル情報としてアップロードできるようになれば、さらに意識を人工的に作り出すことができれば、何が変わるのでしょうか。

すべてが変わると僕は考えています。

技術的特異点は、人類にとっての五叉路であり、未だかつてないパラダイムシフトを巻き起こすでしょう。

技術的特異点とは


技術的特異点、またはシンギュラリティとは、未来学上の概念の一つである。端的に言えば、再帰的に改良され、指数関数的に高度化する人工知能により、技術が持つ問題解決能力が指数関数的に高度化することで、人類に代わって、汎用人工知能あるいはポストヒューマンが文明の進歩の主役に躍り出る時点の事である。

【出典:Wikipedia】

パラダイムシフトとは


パラダイムシフト(英: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。 パラダイムチェンジともいう。


【出典:Wikipedia】

技術的特異点の先に待つ世界ってどんなだろう

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具体的には、テクノロジーを巡る思想は、大きく分けて5つに分類されると考えます。

・服従

・共生

・敵対

・停滞

・更新

と上記の5つです。

各思想について解説していくと、服従は、AIなどのテクノロジーに社会管理を丸投げしてしまおうという思想。こうなると、もうAIは摂理や神と同義ですね。

共生はAIなどテクノロジーを種や個として認め共生していこうという思想。

敵対はAIやテクノロジーによる管理を支配的と捉え反発する思想。

停滞は技術の進化を止めることで現状維持に努めようとする思想。

更新はAIやテクノロジーこそ人の進化の延長にあると考え人とテクノロジーを同じものとして扱う思想。

これら5つの思想単体ではなく服従と共生や共生と更新のように複合型の価値観が今後100年もしない内に次々と生まれるでしょう。

さて、話を今現在に戻すと先日、松本人志さんが、ヴァーチャルアイドルと結婚式を挙げる予定の男性に対して、「観てて、げえ吐きそう。なんすか、ないないない。怖い怖い怖い。」と一蹴しましたが、生理的な嫌悪感を覚えるのも理解できます。

ちなみに結婚式で使われる技術が↓↓ 結構前にブログで記事にしたので貼っておきます。

www.loglogloglog.com


人工物に対して個として認めることができるのか否かですが、正直気持ち悪い、それが今の一般的な価値観だと思います。

意識が何であるのかも曖昧ですが、人工的に意識を作り出すことが可能だとして、それを人格として認めることが、この先、僕達にはできるのだろうか、というのが直近の命題ですね。

この命題をテーマにしたエンタメ作品もどんどん増えています。

映画でいうと『her/世界でひとつの彼女』の人工知能型OS・サマンサとか『ブレードランナー2049』の美少女AIジョイ(Joi)とか。

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』のフロンティアセッターもそうですし、捉えようによっては『シドニアの騎士』の白羽衣つむぎなんかも同じくかも知れません。

まあ『楽園追放』は共生というよりは、敵対と更新に近い気がします。先ずテクノロジーに主導権を握らせないために人は身体を捨て巨大なシステムの一部となっています。それは最早、人と呼べるのだろうかと思いますが、その点こそが人類を更新するという思想の肝なのではないでしょうか。

ねぇGoogleと呼び掛けて天気やニュースを教えて貰う内はまだいいですが、1から10までその日の行動を指示されるようになっていいのでしょうか。

それが嫌ならばAIと同じスピードで情報処理し思考できるようになればいいのでしょうか。

さらに、それも嫌なら進化諦めて静かに終わりを待つのが正解なのでしょうか。

そして、その答えを技術的特異点を経た人類は持ち合わせているのでしょうか。

答えは神のみぞ知る。

という訳で、最後までお読み頂きありがとうございました。

※この記事は91%妄想で構成されたフィクション作品です。