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『アイアムアヒーロー』が22巻で完結したので感想

こんばんは。オガサワラです。

漫画『アイアムアヒーロー』が22巻で完結したので感想を書きます。

ネタバレも含みますので気にされる方はご注意ください。

恐ろしく酷評の最終巻

『アイアムアヒーロー』の22巻が恐ろしく酷評です。

まあ確かにこれまでの伏線をぶん投げた感は確かにありますが…。

個人的にはこれはこれで良かったのかなと。

とはいえ、どうしてここまで酷評を浴びるのか…、それは一重に作者が重きを置いていたポイントと読者が重きを置いていたポイントが違うのかと思います。


僕自身、ZQNって結局なんだったの?

とか。

比呂美はどうなったの?

とか。

最終的に世界はどうなったの?

とか。

考えるわけですが、そもそも、そういうスケールの話を作者である花沢 健吾さん自体が望んでいなかったのかも知れません。

『アイアムアヒーロー』というタイトルから、やっぱり英雄伝のような話を想像しちゃいますけど。

英雄という絵に描いたようなダメ人間がヒーローになっていく物語ではなく、英雄という人間のダメなりの生き様であり…

敵がなんであれ、世界がどうであれ、関係なく、

要は単に『アイアム英雄』だったのでしょう。

22巻の後半部分、僕は好きです

あと、22巻の後半部分は思うに初期構想の段階から決まっていたんじゃないかなと、僕は感じました。

類似点を指摘されている方もいますが、映画『アイアムレジェンド』みたいな話をやりたかったんでしょう。

伏線とかいろいろぶん投げた感があって困惑はしましたけど、これはこれで地味にしみじみと都市型サバイバルしていて良いものだと思います。

ただ…、この22巻の後半の展開で読者が望んでいたものと作者が描きたいものが根っこから違ったんだと、はっきり感じました。

しかも、根っこから違うことが最終巻まで分からないまま話のスケールだけがどんどん肥大しちゃったからこんな感じになったのだろうな…、と。

まとめ

というわけで今回は漫画『アイアムアヒーロー』が22巻の感想記事でした。

酷評は多いですが、ここまでこの作品を追ってきたという方はぜひ自分の目でみて判断して貰いたいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。