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漫画『古見さんは、コミュ症です。』の2巻を読んだので感想を

やさしい世界の話が読みたい!オガサワラです。

今日は人間関係に疲れてしまいやさしい世界の話が読みたいなんて人にぴったりの漫画『古見さんは、コミュ症です。』の2巻を読んだので感想とか書きます。

ちなみにネタバレありの感想なので気にされる方はブラウザバック推奨です。

コミュ症あるあるではない

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出典:古見さんは、コミュ症です。

コミュ症あるあるの要素もありますが、流石に古見さんほどのコミュ症はなかなかいないと思われるので、あるある漫画というよりは、日常生活を営む古見さんを愛でる漫画。

はじめてのラーメン屋さんにいったり美容院で髪を切って貰っている時の古見さんをみたりと、日常生活を営む古見さんを愛でる要素が2巻ではより顕著でした。

ちなみに2巻では中々個性豊かな新キャラも…、要素的にはヤンデレと中二が登場しましたね。

コミュ症だがしかしディスコミュニケーションではない

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出典:古見さんは、コミュ症です。

古見さんはコミュ症ですが、感情表現は実に豊です。

基本的に表情は変わりませんが、震えたり…震えたり…震える。

さらに古見さんを取り巻く個性豊な面々は会話の苦手な古見さんと一生懸命にコミュニケーションを取ろうとしており、いわゆる《優しい世界》が展開されています。

古見さんはコミュ症だけれどディスコミュニケーションではない。

この《優しい世界》のお陰でコミュ症という扱い辛い題材をポップでのほほんとした世界観に落とし込むことに成功しています。

ブルブル震えだす古見さんは、ぜひども動画でみてみたい。

ラブコメではない

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出典:古見さんは、コミュ症です。

1巻からそうでしたがラブコメ要素は薄いです。

そもそも古見さんの目的が友達を100人作ることなのでラブコメ要素を無理に突っ込まなくても良いのかも…、とはいえ若干のラブコメ的雰囲気は醸しているので、今後は古見さんと只野くんのラブコメ的な展開もあるのかも…。

ただ基本的には古見さんのコミュ症でもほのぼのとした日常を覗き見るのが楽しい作品です。


まとめ

ディスコミュニケーションを生々しく描いた作品といえば『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』や『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』のような作品が個人的には思い出されます。

『古見さんは、コミュ症です。』は上記の作品とはまったく違う雰囲気を持つ漫画です。

コミュ症というディスコミュニケーションを題材としながらも《古見さんはコミュ症だけれどディスコミュニケーションではない》というのが、この作品の肝なのでしょう。

とても和やかな気持ちで読めます。

個人的には生々しい作品も好きですが、こういう漫画も良いもの(精神衛生も)です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。