loglog

『おもしろい!』が発見できる個人ブログを。アニメや漫画の話題が中心です。

漫画『アイアムアヒーロー』の21巻を読みましたのでネタバレなし感想を

こんばんは。オガサワラです。

人気漫画『アイアムアヒーロー』の21巻を読みましたのでネタバレなし感想を。

とりあえず、まず漫画として文句なしに面白かったです。展開も意外だし、見せ場もあるし。

しかし、いかんせんこの21巻はAmazonレビューの評価が低い…、なぜか!?

理由はひとつ、薄いから。

前の20巻は映画の公開に合わせて出したので十分な話数を確保していないままコミック化となり薄かったらしいのですが、今回の21巻もDVD、Blu-rayの発売発表に合わせて出されたので、これまた十分な話数を確保していないままのコミック化ということで薄いみたいです。

で、概ね内容より、この点に批判が殺到していますね。

実際に、比べてみると『アイアムアヒーロー』の1巻が248ページなのに対して21巻は176ページと実に72ページも差がありますが、もちろん値段は変わりません。

こういうのって、1話が何ページなのかによって変わってくるそうなのですが、平均的な単行本のページ数というのはだいたい160から200ページ前後らしいです。

となると、話数的にはクリアしてなくてもページ数的なボーダーラインはクリアしているわけで…、こういう背景から出版社もこういうマーケティングにGOサインを出したのではないでしょうか。

15巻まで遡ってページ数をみてみましょう。


15巻(208ページ)

16巻(208ページ)

17巻(216ページ)

18巻(200ページ)

19巻(200ページ) 
ここで映画化発表

20巻(176ページ) 
問題の薄い巻 このタイミングで映画が劇場公開

21巻(176ページ) 
問題の薄い巻 このタイミングでDVD、Blu-rayの発売告知

こういう風にしてみると、なんとなーく、ソフトランディングしようとしているような形跡が見て取れる気がするんですよね。

とはいえ1巻や序盤の方のボリュームと比べてしまうとどうしても薄く感じてしまう。

この差が読者の埋めることのできない違和感に繋がり酷評をかってしまっているわけですね。

面白い作品だけにマンガの内容とは関係のないところで余計な火の粉を被ってしまうのは作者がなんだかかわいそうな気がしますが、この調子なら次の巻はDVD、Blu-rayの発売に合わせてくるのでしょうし176ページになるのではないでしょうか。

まあなんにせよ、作品自体は面白いので個人的には真面目に描いてくれるだけで満足です。

僕の大好きな某ハンターを描いた漫画は完結してくれるのかどうかも怪しく、とても不安ですから。

描いてくれるだけで…