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「トロールビジネス」について

こんばんは。オガサワラです。

トレンドワードを眺めていると「トロールビジネス」の文字が…、調べてみました。


北欧神話の《トロール》のように粗暴で大雑把な、また権利を《流し釣り》のように固定せずにホールドしておくようなビジネスモデルのことをいうようです。



「トロールビジネス」の由来ですが、《トロール》というのは北欧神話に登場する怪物が由来だと思われます。

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出典:Wikipedia

スペルは《troll》。

北欧神話に登場する怪物の名詞の他、《流し釣り》や《輪唱する》、《転がす》などの動詞としての意味もあります。

流し釣りというのはボートをアンカーで固定せずに釣りをすることを言います。

上記の性質を想起させるようなビジネスモデルを「トロールビジネス」と呼称することができそうですね。

さて、この「トロールビジネス」がなぜトレンドワードなのかと言いますと。

ベストライセンス株式会社による商標を手当たり次第に出願するというビジネス手法が話題になったのが原因です。

概要はこちらの記事を参照してください。

rocketnews24.com


「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」など、話題の言葉を手当たり次第にという感じです。

その数なんと「1万1249件」にもなると言います。

なんと暴力的数字!

まさに《トロール(怪物)》です。

この「トロールビジネス」で思い浮かぶものと言えば…、ドメインの転売なんかも似たようなビジネスモデルなのかなと思いきや…

商標を出願して認められれば登録料を払わないで、その商標を別の会社がとれないように保持しておくことができるのだという。

これが《流し釣り》に由来する部分か…、正に言い得て妙。

ドメインの転売なんかは実際にドメインを購入して売っているわけですから、まっとうなビジネスモデルのように思えますが…。

「トロールビジネス」には品がないですね。

さて、この「トロールビジネス」ですが法律上問題はないのかという部分が気になります。

どうやら問題ないみたいなんです。

ベストライセンス株式会社の代表は弁護士さんらしいorz

今回の「トロールビジネス」の件は、法的に問題はなくとも倫理的にどうなのか…、ということが争点になりそうですね。

最後まで読んで頂きありがとうございました。