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実写版「テラフォーマーズ」を観る前に~君は実写版「デビルマン」を覚えているか~

どうも最近毎日ストリートファイター5をプレイしているogasawaraです。中々上達しません。さて、今回は映画の記事です。

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超人気漫画である「テラフォーマーズ」の実写映画が試写の時点で酷評を浴びています。実写版「進撃の巨人」以上の駄作として歴史に名を刻むことになるかもしれないという声も…。ところで皆さんは覚えているでしょうか。クソ映画界に燦然と輝く漫画原作のクソ映画の金字塔「デビルマン」を。原作は言うまでもなく歴史的な名作であるにも関わらず一体どういう風に料理したらこうなるのかという風に首を捻った人も少なくないのではないしょうか。それくらいに酷い、あまりにも酷すぎた。しかし、"「メタルマン」というクソ映画から学ぶ物事をより多角的に捉える力"という記事にも書いた通り如何にクソ映画だろうとそれはそれで楽しめるということが歳を重ねると分かる様になってきたのを感じています。そして、ここまで評判が悪いと実写版「テラフォーマーズ」も逆に気になるものだったりもします。なので今回は「テラフォーマーズ」に限った話しではないのですが、僕なりのクソ映画を楽しむポイントを記事としてまとめたいと思います。
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どこが酷いと分析するのが楽しい

どこかダメだったのかを分析する楽しさは、オッサンのスポーツ観戦に楽しみ方としては近しいものを感じます。俺が監督だったらああするのに、とかこうするのに、とかウダウダと考えることが楽しかったりってやつですね。自分だったら120分の枠に収める為に物語をこう改変するとかキャストはこうだろうとか、妄想力次第で無限大の楽しみ方が出来ます。突き詰めるともれなく脳内で映画が一本完成します。

熱量の差は斜に構え受け流す

分析する楽しさというのはある程度、映画のつまらなさを乗り越えた先にある境地だと思うんです。最大の難関としてリアルタイムで襲ってくる映画のテンションがあります。これが刺す様に痛い場合そもそも分析に至る前に挫折してしまう可能性すらあります。なのでここで、この熱量の差に被弾しない為に予防線を張っておきましょう。
先ずそもそも映画のテンションが寒くて苦痛なのって映画の世界にどっぷり浸かろうとしているにも関わらず自分のテンションと映画のテンションに熱量の差を感じ現実に引き戻されるからだと思うんです。だったらもう最初から物語への没入を放棄するというのも手です。こうすることによりみている側と映画の間に熱差が生じ辛くなります。

究極的にはじっと観ているのが苦痛だということすらネタになる

ここまでくるともう悟りの境地といって差し支えないのではないでしょうか。恐らくどんなクソ映画だって楽しめるでしょう。

B級映画とは似て非なるクソ映画

「悪魔の毒々モンスター」、「トレマーズ」であったり。これらは所謂B級映画の有名どころなのですが、クソ映画とB級映画は似て非なるものであるというのが、例えば「メタルマン」であったり「デビルマン」であったりを観た後に「悪魔の毒々モンスター」や「トレマーズ」を観ると違いがハッキリ体感出来ると思います。まあ違いを一言でいうならデザインとしての痛さなのかガチなのかこれに尽きると思います。

それではみなさま良きクソ映画ライフを。